『離婚しない男』が見逃し配信で記録達成…不倫疑惑の篠田麻里子の濡れ場が最強レベルにまで昇華
率直に言って、そんじょそこらのセクシー動画より、よっぽどエグい。鈴木おさむが引退するのをいいことに、地上波テレビにとんでもない爆弾を落としてきた――そんな感じだ。
1月20日（土）の23時30分から第1話が放送され、大反響を巻き起こしている伊藤淳史主演のドラマ『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』（テレビ朝日系）のことである。
■鈴木おさむ、最後の地上波ドラマ脚本
放送作家・脚本家として30年以上トップランナーとして走り続けてきた鈴木おさむ。今年3月いっぱいで引退を表明しているが、そんな彼が最後の地上波ドラマの脚本として選んだのが本作だったため、放送前から注目を集めていた。
しかし、もっとも話題をかっさらったのは、元AKB48の篠田麻里子だった。
ヒロインの不倫妻を誰が演じるかは放送までシークレットとされていたが、なんとリアルな私生活で不倫疑惑報道が出ていた篠田が、その役を体当たりで演じたからだ。
第1話の見逃し配信の再生回数がとんでもないことになっており、わずか3日間（1月21日〜23日の集計／ABEMA・TVerなどの合算）で240万再生を突破し、テレ朝の歴代全番組最速記録を樹立したという。
SNSなどの口コミで火がつき、如実に数字に表れたのだろう。
■パンツを脱がし股間のあたりを吸って
物語は、妻・綾香（篠田）の不倫に気づいた夫・渉（伊藤）が、幼い娘の親権獲得に有利な状態で離婚するため、妻の浮気に気づかぬフリをしながら証拠を収集していくブラックコメディ。
もっとも話題になっているのは、篠田演じる妻・綾香と、小池徹平演じる不倫相手・マサトによる濡れ場。綾香とマサトのラブシーンは、とにかく濃厚すぎておもしろい。
キスシーンで舌と舌をベロベロと絡み合わせるのは序の口。篠田は「ああああぁぁぁぁ」なんてあえぎ声をあげまくる。さすがにバストトップは映していないが、篠田は素肌を惜しげもなく披露しており、全裸で交わっていることを想起させるのだ。
そして、語らずにはいられないのが、ぶっ飛んだセリフの数々。
第1話で綾香が発した言葉は強烈だった。マサトに後ろから突かれながら、夫と比べてどうか尋ねられ、「100倍」「1万倍」とエスカレートしていき、最終的に「1兆万倍いい〜〜！」と絶叫。
今夜放送の第2話では、マサトが綾香のパンツを脱がし、股間のあたりをなまめかしく吸っている姿も。鈴木おさむのやりたい放題の悪ふざけをそのまま地上波で放送しちゃうという、カオスが極まった作品となっている。
■記憶に新しい篠田麻里子の不倫疑惑
鈴木が篠田を直々に指名したことで今回の出演が決まったそうだが、篠田を推した鈴木の人選のセンスには脱帽するし、実際にオファーしてしまうテレ朝のクレイジーさも素晴らしい。
なぜなら、ご存知のとおり、篠田にはガチの不倫疑惑があったからだ。
篠田は2019年に年下実業家と結婚して長女を授かるも、2022年に別居・離婚調停中という報道が飛び出し、その背景に篠田と某社社長の不倫があるとされた。
その後、夫と思われる男性が篠田の不倫を追及し、篠田と思われる女性が泣きながら謝罪するという衝撃的な音声流出騒動もあったが、篠田は不倫自体を完全否定。そんな紆余曲折を経て、2023年3月に “円満離婚” が成立している。
つまり、ほんの1〜2年前まで私生活での不倫疑惑や離婚騒動の渦中にいた人物が、不倫妻役で濃厚な濡れ場を披露しているわけだ。
■濡れ場の生々しさが最強レベルな理由
なにより、そんなオファーを受けた篠田の厚顔無恥……いや、背水の陣で臨んだ覚悟と胆力には頭が下がる。
幼い娘がいるのに、他の男と不倫三昧という劇中の綾香は、真偽はさておき篠田自身の不倫疑惑とあまりに符合している。結果、ドラマ内の濡れ場の生々しさが最強レベルにまで昇華され、ハンパないのである。
当たり前だが、篠田がいくら大胆に素肌を露出していると言っても、せいぜい胸元や背中や太ももぐらいで核心的な部位は映せない。だから、映像としては、本物のセクシー動画の足元にも及ばない。
それでも、篠田の体当たり演技による濡れ場は、そんじょそこらの映像をはるかに上回ると断言できる。
――今夜放送の第2話では、篠田の生々しすぎる濡れ場の興奮と、鈴木おさむの狙いどおりに踊らされる快感を味わえそうだ。
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA！』にて恋愛コラムを連載中。ほかに『現代ビジネス』『文春オンライン』『集英社オンライン』『女子SPA!』などにコラムを寄稿
