前走の未勝利を圧勝したサフィラ(ユーザー提供:しーにさん)

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 先の大舞台に向けて、きっちりと決めたい一戦だ。超良血のサフィラ(牝2、栗東・池添学厩舎)がアルテミスステークス(2歳牝・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。

 サフィラは父ハーツクライ、母サロミナ、母の父ロミタスの血統。全兄のサリオスは19年朝日杯FSなど重賞4勝。半姉のサラキアは同じく池添厩舎に所属し、20年の府中牝馬Sを制覇。ラストランとなった同年の有馬記念ではクロノジェネシスの2着に健闘した。

 8月新潟の新馬でデビューしたサフィラ。ここは直線でスムーズさを欠いて3着に敗れたが、続く9月阪神の未勝利で初勝利。それも上がり3F33秒7の末脚を発揮し、まさに圧勝といえる内容だった。

 サリオスはサウジアラビアRCで重賞初制覇を決めたが、妹も同じく2歳10月の東京マイルでタイトル獲得となるか。年末のGI、さらに来春のクラシックへ弾みのつくレースを期待したい。