芝に初挑戦するコンシリエーレ(昨年11月撮影、ユーザー提供:ムラサメさん)

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 関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)は大型馬が強いレースだ。近10回に限れば、520kg以上の馬が[4-2-3-12]の勝率19%、複勝率43%。勝った4頭は13年レッドスパーダ(4番人気)、16年ヤングマンパワー(3番人気)、17年マルターズアポジー(7番人気)、19年ミッキーグローリー(1番人気)だから、少々人気薄でも狙えるイメージ。実際、回収率は単複ともに141%とプラスになっている。

 今年の登録馬のうち、前走の馬体重が520kg以上だったのはコンシリエーレ(牡4、美浦・稲垣幸雄厩舎)の1頭のみ。552kgで挑んだ前走さきたま杯を含めて過去8戦は全てダートだが5勝を挙げた。また、父がドレフォン、半姉が芝ダート二刀流で活躍したエスメラルディーナだから、芝で走れても何ら不思議はない。

 加えて前走が514kgだったサクラトゥジュール(牡6、美浦・堀宣行厩舎)、518kgだったフォルコメン(セ7、美浦・堀宣行厩舎)にも同じく注意が必要だろう。いずれも伏兵評価となりそうなので、配当妙味は十分。馬連やワイドの3頭ボックスを買うのも面白いかもしれない。