21年の青葉賞を制したワンダフルタウン(撮影:下野雄規)

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 ベテランの和田竜二騎手が小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)のワンダフルタウン(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)で4年連続のJRA重賞制覇を狙う。

 和田竜二騎手は96年デビューの46歳。これまでにGI8勝を含むJRA重賞50勝を挙げている。しかし、今年のJRA重賞には30回騎乗して、天皇賞(春)のディープボンドとマーメイドSのウインマイティーで2回ある2着が最高。20年から続いている連続年JRA重賞制覇の継続に黄信号がともっている。

 小倉記念ではワンダフルタウンとコンビを組む。一昨年の青葉賞の覇者。その後は大スランプに陥っていたが、前走の鳴尾記念では中団から伸びて0秒2差の4着に健闘。2年1カ月ぶりの掲示板確保で復調を示した。迎える今回、当時の5着馬マリアエレーナが中心視されるメンバー構成なら、十分に勝ち負けになっていい。

 和田竜二騎手にとって、小倉記念は14年にサトノノブレス、16年にクランモンタナで制した相性のいいレース。真夏の暑さに負けず、今度こそ待望の重賞制覇といきたい。