一昨年の京成杯AH以来の重賞制覇を目指すカテドラル(ユーザー提供:zatsumuさん)

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 小倉記念は伝統的にトニービンの血を持つ馬が強い。近10年の馬券圏内30頭をチェックすると、13年1着メイショウナルト、14年1着サトノノブレス、16年クランモンタナの勝ち馬3頭を含む延べ8頭が、血統表の3代目までにトニービンを持っていた。20年以降の4回は馬券圏内がないものの、そもそもトニービンの血を持つ馬が少なかった。該当馬が大挙6頭の今年は要注意といえる。

 中でも注目はカテドラル(牡7、栗東・池添学厩舎)だ。ここ2戦は9着、12着と大敗しているが、結果的に不向きなダートだったので参考外。小倉芝では4戦して2着3回、4着1回の好成績なので、一昨年の京成杯AH以来、1年11カ月ぶりの勝利に手が届いていい。

 もう1頭、穴でスカーフェイス(牡7、栗東・中竹和也厩舎)も挙げたい。脚質的に展開に左右されるので安定感に欠けるが、重賞でも昨年の中山金杯が2着、函館記念が3着と好走実績がある。前走の函館記念は10着だが、スムーズに捌けなかったので参考外。得意としている2000mのハンデ戦なら、久々に上位進出のシーンが期待できる。

 他にもヴァンケドミンゴ(牡7、栗東・藤岡健一厩舎)、エヒト(牡6、栗東・森秀行厩舎)、スタッドリー(牡5、栗東・奥村豊厩舎)、ワンダフルタウン(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)の4頭が該当。伏兵が多いので、馬連やワイドのBOXでも好配当に手が届きそうだ。