中京記念で重賞初制覇したセルバーグ(ユーザー提供:のちさん)

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 直線が長い新潟が舞台とあって意外に思われるかもしれないが、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)は逃げ馬が強いレースだ。10年以降の13回を振り返ると、10年にレッツゴーキリシマ(6番人気)、15年にレッドアリオン(2番人気)、17年にマルターズアポジー(7番人気)が勝利。2、3着も多く、[3-2-1-7]の勝率23%、複勝率46%の好成績を残している。

 今年は中京記念を逃げ切ったセルバーグ(牡4、栗東・鈴木孝志厩舎)に注目したい。オープン昇級後は六甲Sが4着、米子Sが12着と控える競馬で結果が出なかったが、中京記念では一転してハナを奪う形で押し切り。自分の形なら相当に粘り強いことを証明した。これまで逃げれば[3-0-2-0]の勝率60%、複勝率100%。ならば、今回も作戦に迷いはないはず。思い切った競馬での重賞連勝を期待したい。