前々走の湘南Sを制したカワキタレブリー(ユーザー提供:純米吟醸さん)

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 開業3年目の杉山佳明厩舎が関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)のカワキタレブリー(牡4)でJRA重賞初制覇を狙う。

 杉山佳明厩舎はここまでJRAで43勝。今年も先週までに10勝と、上々のペースで白星を重ねている。一方、重賞には延べ25頭が挑み、21年デイリー杯2歳Sと22年NHKマイルCのカワキタレブリー、23年阪神牝馬SとクイーンSのコスタボニータで4回ある3着が最高。伏兵で何度も馬券圏内を賑わせているが、惜しくも勝利には手が届いていない。

 カワキタレブリーは今回が7回目の重賞チャレンジ。前々走の湘南Sで3勝クラスを勝ったばかりだが、GI3着の実績はここでも引けを取らない。前走のエプソムCは13着に終わったが、結果的に初の1800mが長過ぎた印象なので参考外。得意のマイルに戻る今回は、自身にとっても厩舎にとっても待望の初タイトルが期待できそうだ。