J.モレイラ騎手(撮影:高橋正和)

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 JRAは9日、札幌競馬場で8月26日(土)・27日(日)に実施する「2023ワールドオールスタージョッキーズ」に騎乗する外国騎手6名を発表した。出場騎手のプロフィールとコメントは以下の通り。

■アレクシス・バデル騎手(香港)

 フランスで騎手デビューし、16年からは香港でも騎乗を開始した。22/23シーズンには517戦35勝でリーディング9位。ウェリントン(Wellington)とのコンビでチェアマンズSPを連覇、ヴォイッジバブル(Voyage Bubble)で香港ダービーを制すなど大舞台でも結果を残す。日本での騎乗は初。

「日本で騎乗できることを光栄に思います。皆さまにお楽しみいただけるよう頑張ります」

■レイチェル・キング騎手(オーストラリア)

 イギリスのアマチュア騎手として騎乗を開始し、14年からはシドニーに拠点を移す。名伯楽G.ウォーターハウス師のもとでキャリアを積み、アラパホ(Arapaho)で豪G1タンクレットSを制すなど、ニューサウスウェールズ州を代表する女性騎手となった。日本での騎乗は初。

「ワールドオールスタージョッキーズは、どの騎手も参戦したい招待競走で、そこに参加できるのは、名誉なことだと思っています。この素晴らしいイベントで騎乗することはもちろん、日本の競馬で初めて騎乗できることにとてもわくわくし、本当に楽しみにしています」

■ジョアン・モレイラ騎手(ブラジル)

 ブラジル、シンガポール、香港でトップジョッキーとして活躍し、14年の安田記念で日本でも初騎乗。WASJには5回目の出場で、15年には個人戦で優勝を果たした。史上最多タイの騎乗機会7連勝、18年のエリザベス女王杯制覇など、日本競馬にも強烈な印象を残す。

「私の大好きな日本に戻って来られること、また騎乗することができることは、いつでも嬉しいことです。ワールドオールスタージョッキーズはユニークなチャレンジだと思います。私自身とても調子が良いし、招待されたことを誇りに思います。きっと素晴らしいイベントになると確信しています」

■ルーク・モリス騎手(イギリス)

 05年に騎手免許を取得し、10年に重賞およびG1初制覇。同年から現在まで、年間の総騎乗回数が1,000鞍を超えており、英国で“最も忙しい騎手”として知られる。また、昨年の凱旋門賞を制したアルピニスタ(Alpinista)の主戦も務めていた。日本での騎乗は初。

「世界の代表騎手が集う、ワールドオールスタージョッキーズに英国・アイルランド代表として参戦することができ、大変光栄に感じています。また、念願だった日本での騎乗が叶いとても興奮しています。精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします」

■ウンベルト・リスポリ騎手(アメリカ)

 05年にイタリアで騎手デビューし、その後はフランス、香港、アメリカと渡り歩く。11年に日本で短期免許を取得し、キンシャサノキセキで高松宮記念を勝利。12年にはルーラーシップに騎乗して香G1クイーンエリザベスII世Cを制した。WASJは初出場。

「ワールドオールスタージョッキーズに参加して、日本のファンと気持ちを共有できればとても嬉しいです。私は日本の人々や競馬ファンが大好きで心から尊敬しています。そして、これから訪れるだろう新たな出会いにも興奮しています。日本で出会う人馬と再びブリーダーズカップといった米国のレースで再会できる日が今から楽しみです」

■マリー・ヴェロン騎手(フランス)

 フランスで16年10月にデビューし、以降も順調に勝利数を伸ばす。20年には年間84勝を挙げ、M.ミシェル騎手が樹立した女性騎手最多勝記録を更新するとともに、リーディング7位に躍進。イレジン(Iresine)とのコンビで仏G1・2勝を挙げている。日本での騎乗は初。

「日本の競馬は、オーストラリアやアメリカの競馬と同じように、とても素晴らしい競馬であるというイメージを持っています。今回、ワールドオールスタージョッキーズに出場できることを本当に誇りに思いますし、日本での騎乗を通じて貴重な経験ができることを楽しみにしています」

(JRAのホームページより)