格上挑戦で重賞初制覇を目指すアップデート(昨年6月撮影、ユーザー提供:モエロウエクラさん)

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 全国リーディング首位の34勝を挙げる杉山晴紀厩舎が、小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)にアップデート(牡4)を送り込む。

 アップデートは準オープンからの格上挑戦だ。3勝クラスでは11着、15着、7着、6着と掲示板にも載れないレースが続く。ただ、ここ2戦の上がり3Fはともに3位以内だったので、確実に脚を使えているのも確か。振り返れば小倉芝2000mは昨夏に1勝クラスを快勝した舞台。小倉記念は例年、ペースが上がって差し有利になりやすい傾向があるので、全くの軽視は禁物だろう。

 杉山晴紀厩舎は3年前の小倉記念を、3勝クラスからの格上挑戦だったアールスターで制している。アールスターは3勝クラスでの直近2戦が7着、6着だったので、アップデートと雰囲気は酷似。41歳の若き名伯楽の意欲的なチャレンジ。柳の下に二匹目のドジョウがいても、決して驚けない。