一昨年の京成杯AH以来の重賞制覇を目指すカテドラル(ユーザー提供:zatsumuさん)

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 小倉巧者のカテドラル(牡7、栗東・池添学厩舎)が、小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞2勝目を狙う。

 カテドラルは父ハーツクライ、母アビラ、母の父ロックオブジブラルタルの血統。ここまで29戦4勝。デビュー当初こそクラシックを意識して1800~2000mを使われていたが、3歳春からマイル路線に転向した。NHKマイルCで3着に健闘すると、5歳時の京成杯AHで重賞初制覇。昨夏以降は再度の路線変更で距離を延ばし、中京記念と小倉大賞典で2着になるなど、何度も重賞で好勝負を演じている。

 そんなカテドラルは実は小倉で安定感抜群。これまで4戦して、21年中京記念が2着(6番人気)、22年の中京記念が2着(10番人気)、小倉記念が4着(6番人気)、そして23年小倉大賞典が2着(9番人気)。常に人気以上の着順で駆けて、何度も高配当の主役となっているのだ。今回はここ2戦のダートでの大敗が嫌われて人気を落とすかもしれないが、だからこそ狙い目。得意の舞台に戻って、再度の激走を期待したい。