重賞初制覇を目指すスタッドリー(昨年12月撮影、ユーザー提供:とりーてゃんさん)

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 ハービンジャー産駒のスタッドリー(牡5、栗東・奥村豊厩舎)が、小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 スタッドリーは父ハービンジャー、母ウインフロレゾン、母の父フジキセキの血統。ここまで19戦4勝。3歳3月の若葉Sから4歳12月のオリオンSまで、12戦連続で4着以内を確保するなど、堅実な走りを見せていた。オープン昇級後はAJCCが6着、ダイヤモンドSが10着、メトロポリタンSが7着と苦戦続き。ただ、AJCCは相手関係を考えると、合格点の走り。その後の2戦は折り合いを欠いたので参考外でいいだろう。現状では2400m以上は長い印象なので、2000mへの距離短縮は大きなプラスになる。

 いとこは昨年の年度代表馬で、現在世界ランキング首位のイクイノックス。実績では大きく後れを取っているが、ここでタイトル奪取となれば秋以降の直接対決が現実味を帯びてくる。そういった意味でも、ここは結果が欲しい一戦だ。