前走の多摩川Sを快勝したエターナルタイム(ユーザー提供:めぐさん)

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 多摩川Sを制してオープン昇級を決めたエターナルタイム(牝4、美浦・中川公成厩舎)が、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞初挑戦初制覇を目指す。

 エターナルタイムは父ロードカナロア、母マジックタイム、母の父ハーツクライの血統。ここまで7戦4勝。順調に使い込めていないので出世が遅れているが、前走の多摩川Sは好位から抜け出し、1馬身半差の楽勝。勝ち時計の1分19秒7は翌週のリステッド・パラダイスS(1着ビューティフルデイ)より0秒9も速い優秀なものだった。それだけに重賞初挑戦となる今回も堂々の主役候補といえる。

 新潟芝1600mでは祖母タイムウィルテルが02年夏にデビュー勝ち。また、母マジックタイムにとっても縁のあるコースで、13年に未勝利→きんもくせい特別と連勝した一方、16年の関屋記念では1番人気に推されながら3着に敗れている。悲喜こもごも、一族の思い出が詰まった舞台で、7年前の母と同じくルメール騎手を背にタイトル奪取となるか。エターナルタイムの血のドラマにも大いに注目したい。