SCSKは22日、同社の全役職員が自社専用環境に構築した生成系AI「SCSK Generative AI」の利用を開始したことを発表した。

SCSKグループ中期経営計画(FY2023-FY2025)

4月にグループ中期経営計画(FY2023-FY2025)(同社Web上のPDF)を策定した同社は、"技術ドリブン推進"を経営基盤強化のための施策として掲げており、先端技術の開拓・実装や生成AIや量子コンピュータなどによる大規模データ活用を具体的に打ち出し、技術戦略本部を設置している。マイクロソフト提供のAzure OpenAI Serviceを活用する生成系AI「SCSK Generative AI」(SCSK-GAI)は、入力した情報の二次利用や第三者提供がされない仕組みで自社専用環境に構築。ガイドラインを整備し、社内ネットワークからのみ利用できる形で全役職員の業務利用を開始した。今後は、社内勉強会やアイデアソンの取り組みなどを通じて役職員からの意見や企画を収集、生成系AI活用ノウハウを蓄積し、サービスやソリューションでの適用や研究開発を進めることで、中期経営計画にも掲げられている"社会へ新たな価値を提供する次世代デジタル事業"の創出を目指す。