Google評価は2.8、まさかの予約状況…宮迫プロデュース「牛宮城」の予想外な現在地

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2022年最も注目を集めた飲食店といえば、焼肉店・牛宮城ではないだろうか。

元雨上がり決死隊の宮迫博之(52)がプロデュースする牛宮城。今年3月にオープンするや否や、著名人が相次いで訪れその味を絶賛。5月に堀江貴文氏(50)のYouTubeチャンネルに出演した宮迫は、その人気ぶりについて「ひと月ごとに予約の公開をするんですけど、5分ぐらいでいつも(満席に)埋まる状態にはなってくれてますね」と自信を持って語っていた。さらに9月には、グルメメディア『ヒトサラ』の“渋谷の焼肉の名店”ランキング2022年8月版で1位にランクイン。

一時期は予約も取れないほどの盛況ぶりだった牛宮城。オープンから9カ月がたった現在の姿はどのようなものなのだろうか。

まず口コミの評価を見てみるとGoogleマップの評価は星2.8。食べログは3.59とまずまず。高評価のレビューには《色々な部位や料理を食べさせてくれるので楽しい。》《とてつもなく美味しいです。特にサーロインの焼きすき、卵と混ぜて食べる焼肉は4人みんな目を瞑って無言になったレベルで忘れられない味です》と肉や料理を絶賛する声が。

一方で、《味は、やはり想定内。決してまずくはないのですが、焼肉やよく飲食店に行く人にとっては満足できないんじゃないかなぁと思いました。》《基本的には美味しいんですけど、コスパ面を食単体で見ると悪いなという印象》などと、値段を考えると”普通”という感想も見られた。

■予約サイトに並ぶ丸印

ではいまも、予約が取れない焼肉店なのだろうか――?

「12月分の予約は、11月26日土曜日から始まったのですが、ホームページの予約状況を確認すると、一見ほぼいつでも予約を取れるようにみえます(12月13日の時点)」(フードジャーナリスト)

確かに、予約サイトを確認してみると、カレンダーには○が並んでいる。平日はほぼいつでも、クリスマスの24、25日でさえ時間帯を選ばなければ予約できるよう。”予約が取れない”というのはもう過去の話になったのか――。

「実はこれにはトリックが。予約がとれるのは、肉割烹テーブルやすき焼きコースの話。焼肉を食べたい場合、12月の予約はほとんど埋まってしまっています。牛宮城は焼肉店として有名になっているので、まだまだ“予約困難店”といっていいでしょう」(前出・フードジャーナリスト)

■オープン直後には牛肉偽装騒動「半年でつぶれるかもしれません…」と弱音も

今も人気の牛宮城。しかし、開店してから、今日まで順風満帆だったわけではなかった。オープンから1カ月足らずで、“和牛の偽装”が発覚している。ある週刊誌記者は言う。

牛宮城では、メニュー上で《30ヶ月以上肥育されたA5の雌牛のみを使用》と謳っていたのですが、YouTuberの煉獄コロアキが店に突撃し牛の個体識別番号を聞き出したことから、偽装が発覚。使用している牛に、去勢された雄牛や肥育期間に満たない牛が含まれていたことが明らかになったのです」

宮迫はこの件について、YouTube上で謝罪。今後も、おいしさを優先するため去勢された雄牛や肥育30カ月未満の牛を提供していく可能性があると説明した。

「さらに5月には閉店危機にも襲われています。宮迫さんは『【緊急】牛宮城から重大なご報告があります』と題した動画をアップし、飲食関係者からメニュー価格について『安すぎない?』と指摘され『改めてちゃんと数字を見たら、全然大丈夫じゃなかった』と告白したのです。

開店から3ヶ月あまりで一部商品の値上げを実施することを報告し『このままでは本当にホリエモンの予言通りに半年で潰れるかもしれません……』と吐露した宮迫さんに対しては、ネット上で見込みの甘さを指摘する声が相次ぎました」(前出・週刊誌記者)

自身も会員制レストラン「WAGYUMAFIA」を経営する立場から、牛宮城が開店するまでの間、宮迫に何度も“撤退”を勧めていた堀江氏は、オープン直後に自身のTwitterで今後の予測をこう語っていた。

《初動は当然話題や宮迫さんが居るから人気になるでしょう。味がいいのもあれだけディスられたんだから当たり前。問題は半年後とかにリピートで埋められるかどうか。あの間取りで80席を最低でも7-8割毎日埋めてくのは大変です。毎日宮迫さんいるなら別だけど。今なら半年後撤退がベストかも》

幸いなことに、堀江氏の危惧は今のところ外れているようだが、果たしてこの波は’23年も続くのだろうか。ブームが収まれば、ある意味“予約が取れるタイミング”。今後も牛宮城の行方を要チェックだ!