バーチャルプラットフォームOasisを開発・提供するエクステンシブルが、「ポストコロナ時代に必要な働き方」に関する調査結果を発表した。調査は、主要都市圏にある企業で働くオフィスワーカー444名を対象に、5月10日〜11日に実施。

Oasis「ポストコロナ時代の働き方やオフィスコミュニケーションの在り方に関する調査」

オフィス出社以外の選択肢が定着し、「ビジネスチャット」や「ビデオ会議」等のオンラインツールの利用も一般化するなか、コミュニケーションの量が減少していることに加え、コミュニケーションの満足度や仕事のパフォーマンスが低下したと思う人が増加した。他者と関わる機会が減少し、「たまたま」や「新たな」など、偶然・新規の出会いが減少している今、「コミュニケーションの変化に起因する課題がある」と考えている人は83.7%。一方で「コロナ収束後もテレワークを継続したい」と考えている人は、79.5%という結果に。

主な勤務地としてオフィス以外を選択した人は約3割

主な勤務地として「オフィス出社」を選択した人は70.9%で、約3割は「オフィス出社以外」が主な勤務地となっている。オフィス出社以外の選択肢としては、「自宅(62.7%)」「サテライトオフィス(14.0%)」「バーチャルオフィス」(11.7%)など。

約6割のオフィスワーカーが自分でテレワーク環境を整備

またテレワークにおける働く場の工夫を「何もしていない」と回答したのは42.7%で、約6割が、何らかの工夫または環境整備を行っていた。具体的な工夫としては「自宅のテレワーク環境整備(34.0%)」が最も多く、次いで「コワーキングスペースの利用(16.3%)」「自分が住みたい場所に居住地を変えた(14.5%)」と続いた。

コミュニケーション量は新型コロナ感染拡大前と比べて減少

コミュニケーション量は、上司・部下・同僚・他部署・顧客の全てのパターンにおいて、約4〜5割の人が「変わらない」と回答。一方、全てのパターンで「減少」が「増加」を上回っており、全体としてのコミュニケーション量はコロナ前後で減少していた。またコミュニケーション満足度も、全てのパターンで、約5〜6割の人が「変わらない」と回答。同時に全てのパターンで「低下」が「上昇」を上回っており、全体としてのコミュニケーション満足度はコロナ前後で低下していることがわかった。