復興を遅らせた同心円の避難指示 - BLOGOS編集部

2022年3月30日 0時0分

※この記事は2012年06月04日にBLOGOSで公開されたものです

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今年4月1日以降、福島第一原発から20キロを同心円の「警戒区域」が変更され、避難指示解除準備区域に指定された地域には入れるようになった。そこで今回編集部は福島第一原発の北側、南相馬市小高区を訪ねた。（2012年4月下旬取材）【BLOGOS編集部　田野幸伸・永田正行　写真：野原誠治　取材協力：福田記子】

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昨年6月にUターンさせられた20キロの検問を抜け、福島第一原発方向へ海側を進むと、コンビニエンスストアがあった。駐車場に車を停め、まず目に入ったのが色あせた雑誌だ。2011年3月の雑誌が、1年以上ここに置かれたまま。映画前売り券の垂れ幕も2011年春。時間が止まっている。

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片側のガラスが割られており、中を覗いて見ると、ATMが破壊されていた。現金は奪われてしまったのだろうか。

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コンビニを後に、南へ進む。国道沿いのパチンコ店もそのまま放置されている。

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そして、突然道がなくなった。

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この位置での取材車のナビ。地図では道はあるはずなのだが、全て水中に没してしまっている。

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