※この記事は2012年05月08日にBLOGOSで公開されたものです

グリー株式会社　田中良和社長　（撮影：田野幸伸） 写真一覧
5月8日、グリー<3632>の第3四半期業績説明会で、田中良和社長がコンプガチャ騒動についてコメントした。【取材：BLOGOS編集部　田野幸伸】

松原仁消費者担当大臣が記者会見で、コンプガチャが景品表示法に違反する可能性があるとし、近く聞き取り調査に入ると発言したことには「承知している」とし、関係機関との協議中で、「当社および関連企業による6社協議会に指摘や意見があった場合は適切に反映させていきたい」と語った。

また、「仮にコンプガチャが完全に禁止されてもビジネスの根幹が揺らぐものではないが、さまざまなサービスをユーザーに提供していくことで売上を上げていくことが必要」と島竜太郎コーポレート事業本部長はコメント。

会場の記者からの質問はコンプガチャ一色だったが、課金ビジネスモデルの是非を問われると「サービスを楽しんでいただける環境作りが重要」「詳細についてはコメントを差し控えたい」と繰り返す場面が多かった。

利用環境向上の取り組みについては、リアル・マネー・トレード（RMT）の禁止徹底施策が効果を出しているとし、引き続き対応を強化することも発表された。プラットフォーム事業者6社の連絡協議会では、5月末を目処に利用環境向上についてのガイドラインを発表予定。

・グリー株式会社　平成24年６月期 第３四半期決算短信[日本基準]（連結）