“バルス”にも言及--TwitterのCEO、コステロ氏が来日 #flywithtwitter - BLOGOS編集部
※この記事は2012年04月16日にBLOGOSで公開されたものです
TwitterのCEO、ディック・コステロ氏
TwitterのCEO、ディック・コステロ氏が来日した。2010年に現職に就任して以来、初めての来日だ。同氏はシリコンバレーの多くの企業のCEOと比較するとあまり外に出ることはないが、Twitterを企業として機能させるという任務を影で淡々とこなす人物だという。
一方で、スタンドアップコメディアンとしての経験があるほど、ユーモラスな側面も持っているそうだ。コステロ氏は数日間の滞在で、Twitter先進国である日本の活用状況を把握し、世界の国々に広めるための取り組みに活かす予定だ。
人々はなぜTwitterを使うのだろうか。こんな質問を受けたら、あなたはどう答えるだろう。コステロ氏はこう言った。「私なら、Twitterは人々の距離を近づける力を持っているからと答えます」。
特に日本でのTwitterの使われ方はこれを実証した。1秒間のツイート数（TPS：Tweet Per Second）は日本が記録を更新し続けている。2010年のワールドカップで日本がデンマークに勝ったとき、TPSは3200を超えた。その年の大晦日には「あけましておめでとう」でTPSが6900を記録。2011年はサッカーの女子ワールドカップで日本対アメリカの決勝戦で新たなTPSの記録を残した。Twitterによって日本人の間に一体感が生まれている。
現在の最高TPS記録は意外な瞬間、アニメ映画の放送中である。「最近、天空の城ラピュタが放送されたときに2万5000以上というTPSが記録された」とコステロ氏が紹介した。「このように人々が同じ体験を共有し、お互いが近づき、その距離を縮められる。それがTwitterの力なのです」。
Twitterは日本を「世界の中でも最重要市場の1つ」と位置づけている。
「これまで私は世界において人々がどのようにTwitterを使って人とやりとりをしているか学んできましたが、中でも多くを日本から学びました。Twitterの使い方では最先端です。TPSも日本で多くの記録が更新されました。よって今後も日本への投資を継続していきます」（コステロ氏）
