iPhone 13 Pro に『装着感がほぼゼロ』なアラミドケースDUROをつけてみた

2021年10月15日 13時5分

Photo : Rintaro Kaneko / Engadget

『あの重たい iPhone 13 Pro なのに、まるでケースなしで使っているようだ』──。そう感じたのは、Deffから登場した「Ultra Slim & Light Case DURO for iPhone 13 Series」を装着したときのことでした。

このケースは、アラミド繊維（ケブラー繊維）を採用することで、約0.6mmの薄さと11gの超軽量を実現したケースです。この同繊維は、同質量の鋼鉄よりも5倍強く、重量はガラス繊維の半分との触れ込みで、スマホ用の高耐久ケースにもよく用いられています。

耳にタコができるくらい「アラミド、アラミド」としつこくてすみませんが……他にこんなケースはないので、試用レポートをお届けします（詳細は過去記事にお任せして割愛します）。

実際に装着してみると、軽さと薄さゆえに『本体がケース太りしない』という印象を受けました。着脱のしやすさもメリットです（とはいえ、装着時に意図せずカパッと外れてしまう……ことはなさそうです）。

表面には複数のコーティング処理が施されており、防汚処理で汚れが付きにくく、水しぶき程度であればかんたんに拭き取ることができます。ただ、がんこな油汚れなどは、きびしいかもしれません。

▲ 6.1インチの iPhone 13 Pro 用（左）、6.7インチの iPhone 13 Pro Max 用（右）

▲ 擦りガラスのように iPhone 13 Pro 背面のサラサラとした質感も個人的には気に入っていますが、滑り止めとして効果があるのはこのケースです

ケースの厚みのぶん、物理ボタンの位置は相対的に凹みますが、iPhone本体の物理ボタンひとつひとつが大きいため、ケース装着時に押しにくいと感じることはありませんでした（下4枚の写真）。

Xperia 1 III 向けのケースの四隅は、ディスプレイ面に対して盛り上がっており、耐久性を重視した作りでしたが、iPhone 13 Pro 向けのケースは平坦です。四隅がフラットな点が着脱のしやすさにつながっているのかもしれません（下2枚の写真）。

▲ Ultra Slim & Lite Case DURO Special Editon for Xperia 1 III 。四隅が若干、盛り上がっている

▲ Ultra Slim & Light Case DURO for iPhone 13 Series。保護ガラスと干渉することもありません。なお、メーカーによれば、「ディーフ製ディスプレイカバーガラスとの併用が可能」とのこと

また、メーカいわく、4G、5Gを含むすべてのデータ通信、通話、ワイヤレス充電、Apple Pay、モバイルSuicaなどへの影響はない、とのこと。ちなみに、MagSafe（マグネット）充電器への正式な対応はうたわれてませんが、筆者の手元にある充電台にはしっかりと載せることができ、ワイヤレス充電もできました（不安定な向きでの装着は、落下や破損につながりますので、避けましょう）。

■ 薄型軽量な Ultra Slim & Light Case DURO も意外とGood

iPhone ケースといえば、手帳型のケースや、ウサギの耳を模したキャラクターもの、さらにゴテゴテとした頑丈な分厚いケースを装着する方もいらっしゃるでしょうが、一度、「Ultra Slim & Light Case DURO」を試すと、もう手放せないかもしれません。

最後にあえてわがままをいいいます。ストラップを通せる穴が設けられていれば、ポケットに入れた状態から取り出しやすいでしょう。ケース背面にスマホリングがくっつくかはわかりませんが、機能性重視の方々も多いはず。どこかに穴を設けると、重さの分散が困難になるといわれており、『薄型軽量』や『耐久性』をうたいづらくなるのでしょう。

とはいえ、iPhone 13 Pro のスタイリッシュなデザインやサイズ感を保ちつつ、ある程度の耐久性を持つ──。それが、Ultra Slim & Light Case DURO for iPhone 13 Series の最大の魅力だと思います。

製品名：Ultra Slim & Light Case DURO for iPhone 13 Series

ブランド：Deff

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