ホンダジェットの運用性能と安全性をアップグレードした最新型「エリート S」を発表
【画像】最新型「ホンダジェット エリートS」を写真で見る。スペシャルカラーの初号機もあり
HondaJet Elite Sは、高度な解析と各試験を重ねて改良を施すことで運用性能や操縦性を向上させた従来型のアップグレード版。
具体的には、機体の最大離陸重量を200ポンド(約91kg)増加したことにより、より多くの積載物(ペイロード、または実際に搭載する旅客や貨物の重量)が搭載可能になった。この増加分で燃料搭載量を増やせば航続距離を最大120ノーティカルマイル(約222km)延長することもできる。(積載重量が650ポンド以上に達した場合、航続距離を延ばすことが可能)
ちなみにHondaJet Elite(従来型)の航続距離は1437ノーティカルマイル(2661km)なので、Elite Sで搭載燃料を増加させた場合は1557ノーティカルマイル(2883km)に達する。
また、安全に飛行するために設けられた重心位置移動許容範囲を拡大することで積載物の重量分配における制限も緩和している。
アビオニクスシステムもアップグレードした。従来型HondaJetのアビオニクスをベースに、無線通信をテキストメッセージで行うFAA Data CommとACARS(オプション)を導入することで、デジタル通信による正確かつ迅速な通信が可能となり、パイロットの負荷を軽減し、機体運用の安全性を向上させた。
このほか、パイロットの地上操縦時の負荷を軽減するASASシステムも導入している。
最新型のHondaJet Elite Sの外観デザインには、ガンメタル、ラックスゴールド、ディープシーブルーの3色のカラーを追加。機体に描かれるロゴは、「Elite S」の“S”字に赤を配色する。これはエクステリアカラーの選択に応じて色をカスタマイズできるオプションも用意する。
今回のHACIが行った発表は“Innovation Continues”をコンセプトに、より高性能で安全性の高い製品をユーザーに届けるために、つねに最先端技術の開発とさらなるイノベーションに挑み続ける姿勢を強調したもので、Honda EliteSはそのような姿勢を実現したもの。
その“Innovation Continues”のコンセプトを象徴した、ビジネスジェットの常識を覆す迷彩柄を施したスペシャルコンセプトデザインのElite S初号機も公開された。
今回の最新型のHondaJet EliteSの発表に際してホンダ エアクラフト カンパニーの藤野道格取締役社長は
「2018年のHondaJet Elite販売開始以来、同クラスの小型ビジネスジェット機を上まわる性能と効率性をお客様に提供してきました。HondaJet Elite Sへのアップグレードにより、さらなる価値をお客様にお届けします。新しいElite Sがもたらす革新、設計、および最先端のエンジニアリングにより、今後もビジネス航空業界において、新たなスタンダードを確立してまいります」
とコメントしている。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
