日本人が西洋人の出身国を当てるのが難しいのと同様、西洋人にとっては、日本人と中国人は外見がよく似ていて区別が難しいようだ。中国メディアはこのほど、戦時中に米国人が作った「日本人と中国人を見分けるハウツー冊子」を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人が西洋人の出身国を当てるのが難しいのと同様、西洋人にとっては、日本人と中国人は外見がよく似ていて区別が難しいようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、戦時中に米国人が作った「日本人と中国人を見分けるハウツー冊子」を紹介する記事を掲載した。

 これは、戦時中に米国政府が米軍に配った冊子のことで、日本人と中国人を見分けるコツをイラストで紹介している。まず、最も見分けやすい「外見」の違いについて、日本人の体形は小柄でがっしりしているのに対し、中国人は米国人に近い背の高さと説明していたようだ。また皮膚の色にも特徴があり、日本人は薄いレモン色、中国人は濃い褐色をしていると紹介している。

 他にも、目の位置に違いがあり、日本人は両目が顔の中心に寄っているのが特徴で、中国人の目は比較的傾いているとした。また、中国人の横顔は平らで歯並びが良く、日本人の歯並びは悪いとしている。
 
 さらに、「歩き方」が中国人は大股で、日本人は引きずるような歩き方をする、日本人は下駄をはく習慣があるので親指が離れている、とも紹介していたそうだ。

 現代では当てはまらない特徴もあるが、この冊子からは、日本人と中国人の見分けが付かない米国人の苦労が感じとれる。米国人の目に、日本人と中国人がそれぞれどう映っていたのかを知るのは、興味深いことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)