吉田麻也は前半のみで交代、クアリアレッラの衝撃ゴラッソもサンプドリアはトリノとドロー《セリエA》

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11月30日、セリエA第9節のトリノvsサンプドリアが行われ、2-2の引き分けに終わった。この試合先発出場したDF吉田麻也はハーフタイムで交代している。

開幕からここまでわずか1勝で降格圏に沈むトリノと、一時は強豪相手に3連勝を飾るも現在2連敗中のサンプドリアの一戦。立ち上がりからサンプドリアがペースを握って攻勢をかける。

トリノは攻め込まれながらもしっかりとボールをつなぎタイミングを計って前線へボールを入れる展開。しかし、こちらも精度を欠いて決定機を作るまでに至らない。

そんな中24分にトリノが先制する。右サイドでボールを持ったシンゴがドリブルで相手DF2人をかわしボックス内に侵入。鋭いクロスをDFとGKの間に送ると、ファーサイドに飛び込んだベロッティが合わせる。

一瞬の隙を突かれて失点を喫したサンプドリア。その後はしっかりと守りながら迫ると前半アディショナルタイムに決定機。大きなサイドチェンジをカンドレーバがボックス内でダイレクトボレー。しかし、これはサイドネットを揺らし、トリノがリードして前半を終える。

クラウディオ・ラニエリ監督が前節のボローニャ戦で退席処分となっているサンプドリア。後半開始から吉田を含めた4枚替えを敢行する。

すると立ち上がりいきなり決定機。キックオフからボールを繋ぐと、最後はボックス内でクアリアレッラがシュート。しかし、これはオフサイドを取られる。

徐々にペースを握るサンプドリアは54分にゴールを奪う。縦パスを受けたクアリアレッラがポストプレー。この落としを後方から走り込んだカンドレーバが豪快にシュート。これがGKシリグの手を弾きながらネットを揺らし、サンプドリアが同点に追いつく。

さらに押し込むサンプドリアは63分、後方からのビルドアップを目指すトリノのミスを誘うと、カンドレーバがゴール前に浮き球のパスを供給。これをラインの裏に抜け出したクアリアレッラが後方から来たボールをダイレクトボレー。技ありのゴラッソで、サンプドリアが逆転に成功する。

試合を一気にひっくり返したサンプドリアだったが、77分にトリノが追いつく。右CKを獲得すると、ニアサイドでメイテがヘッド。これがファーサイドに決まり、トリノが同点に追いつく。

その後は互いに勝ち越し点を狙ってプレーするも追加点を奪えず。結局2-2のドローに終わった。