MMORPG「ファイナルファンタジーXIV(FF14)」の実写テレビシリーズが制作される予定であることが明らかになりました。ファイナルファンタジーシリーズを題材にした実写化作品ではドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」が先行していますが、ゲームそのものを実写化する試みはこれが初となります。

'Final Fantasy' Live-Action TV Series in Works | Hollywood Reporter

https://www.hollywoodreporter.com/live-feed/final-fantasy-live-action-tv-series-works-1221125

Final Fantasy XIV Gets Live-Action TV Series From Hivemind and Sony TV - IGN

https://www.ign.com/articles/2019/06/27/final-fantasy-14-online-getting-a-live-action-tv-series-developed-by-hivemind-and-sony-pictures-television

この実写テレビシリーズは、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとスクウェア・エニックス、そして映像制作会社Hivemindが共同で制作予定。HivemindはAmazon Prime Videoで公開予定の「エクスパンス -巨獣めざめる-」のシーズン4や、Netflixで2019年内公開予定の「The Witcher」などを手がけており、今回のテレビシリーズもAmazon Prime VideoかNetflixかのいずれかで放映されると予想されています。

原作となるFF14は、ファイナルファンタジーXIに続くシリーズ2作目のMMORPG。実写テレビシリーズは、FF14の世界「エオルゼア」を舞台とし、魔法・飛空挺・チョコボ・シドなど今までのシリーズに登場したファイナルファンタジーならではの要素やキャラクターを取り込んだオリジナルストーリーの作品になる予定です。



ゲーム系ニュースサイトのIGNによると、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンのクリス・パーネル共同社長は「FF14の世界観は、ファイナルファンタジーシリーズのファンのみならずシリーズを知らない人にも最適なものです。今回の実写化はFF14の世界を魅力的にしてきた全要素を具現化するもので、シドやチョコボといったFF14を代表するキャラクターや設定、コンセプトなどを視聴者にお届けできることは計り知れないほど名誉なことです」とコメント。Hivemind創業者の1人であるジェイソン・ブラウン氏は「ファイナルファンタジーの比類なき世界観と洗練されたテーマ、そしてユニークなキャラクターを表現するのにテレビは最適なメディアです。我々は何百万人ものファンのために、世界中のアーティストと力を合わせて映像化に挑むつもりです」と語っています。

なお、ファイナルファンタジーシリーズを題材にした初の実写作品である「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」は映画化されており、2019年6月21日から劇場公開中。主人公・アキオが自らの正体を隠し、父親とともにFF14をプレイするというお話で、作中にFF14がガッツリ登場します。