女優・中丸シオン。俳優の父親と、元タカラジェンヌの母親のあいだに育った彼女は、2019年公開される中国の大作映画『刀尖』で、スター俳優の張譯の恋人役に抜擢された。

 さらに「スパイ・ゾルゲ」を題材とし、ロシア国営テレビで2019年放送される連続ドラマ『ゾルゲ』のヒロインに選ばれたことで、世界の映画業界から熱い視線が集まっている国際派女優だ。

「役者は『心も体も裸になる覚悟をすること』という父の教えを大事にしています。役作りは、自分の惨めな部分をさらけ出し、受け入れることでもあります。心も裸になる覚悟は、芝居に向き合うための私の心構えなのです」

 その何事にも動じない姿勢が、海外でも生きている。

「外国の撮影は、日本ではありえないことの連続です。中国では、日本語で覚えたセリフを『すべて中国語で覚え直してくれ』と現場で言われたり、撮影当日にラブシーンがあることを伝えられて、前貼りを渡されたり。

 ロシアでは、国内の金融危機で制作費が出ず、撮影がストップしたこともありました。でも、そんな毎日がものすごく新鮮でおもしろいんです」

 工藤夕貴、菊地凛子をはじめ、1990年代以降、さまざまな女優が海外で評価されてきた。平成が終わりを迎える来年は、中丸シオンが羽ばたく1年になる。

なかまるしおん
35歳 1983年7月22日生まれ 神奈川県出身 父は俳優・中丸新将。日本では舞台、ドラマ、映画に多数出演する。2014年にロシア映画『ラストサマーウォーズ』に出演し、海外進出を果たした。そのほか最新情報は、公式HP(http://www.from1-pro.jp)にて

(週刊FLASH 2018年12月25日号)