ユーヴェでデビューした16歳、父に捨てられていた

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『Gazzetta dello Sport』は、「ユヴェントスでデビューした16歳のFWモイゼ・ケアンは、父親に捨てられていた」と報じた。

先日のペスカーラ戦でユヴェントスのトップチームにデビューを果たした16歳のFWモイゼ・ケアン。欧州の有力リーグではメスのヴァンサン・ティルに続き、2000年生まれの選手がピッチに立った。

現在セリエDのFBCフィナーレでプレーしている彼の兄ジョヴァンニ・ケアンが彼のデビューについて以下のように話し、幼年時代の厳しい生活について語ったという。

ジョヴァンニ・ケアン

(弟のモイゼがデビューしたとき涙を流したね?それは止まった?)
「今はね。まあ、また初ゴールを決めたら出てくるよ。ペスカーラとの試合は信じられない感覚だった。あらゆる子どもたちが夢見ることを、弟が叶えたんだ。

しかし、これは開放の涙なんだ。我々がこれまで経験してきたことからのね。

モイゼは、子供が見るべきでないものを見てきたんだ。簡単ではない幼年期を過ごしてきた」
ジョヴァンニ・ケアン

「我々の父親は、他の家族の元へと去っていった。長年父はいなかった。4ヶ月毎に電話していたけど、愛情が必要な時期にそれを受けることができなかったんだ。

このようなことはあってはならない。離婚はできる。しかし、そうなっても子どもたちは残るんだ。親の玩具ではないんだよ。

母は看護師で、何かが欠けることのないように一生懸命取り組んでいた。

モイゼはいつも午後は一人で寂しく過ごしていたが、サッカーが彼の助けになった。チッチョ・グラッビ(ユヴェントス アカデミーコーチ)が、彼の父親代わりだった。彼は休日にモイゼとともに過ごしてくれることもあった。

父は我々のことを思ってくれているだろう。それを疑ったことはない。しかし、息子が有名な選手になったというだけで、関係を戻そうというのは容易に過ぎるよ。

母親?彼女はいつでもどこでもモイゼを支えている。彼女の関心は教育にあるし、とても厳しいよ。彼女の息子は全ての人々にリスペクトを持っているところを見せているよ。倉庫の労働者からコーチに至るまで。

その教育は、幼年時代の難しい経験と相まって、彼を成長させたんだ。子供ではあるが、16歳とは言えないくらい多くのものを心に宿している」

(モイゼはどんな人?)

「彼は陽気で、明るいよ。また小さい頃から頑固だった。ミュージックビデオを流すと、すぐに踊りだすよ。

彼はヒップホップとラップが好きだ。アスティ(イタリアでの故郷)に戻ると、友人とともに街へ出て、音楽とともに去っていく。

子供の頃は、インテルにいたオバフェミ・マーティンスの宙返りが好きだったね。叔父はミランのファンだったんだけど、今ではもうユヴェントスに鞍替えしているよ」