政治資金の不正使用問題で、最悪な対応が問題視される舛添都知事だが…

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政治資金の不正使用がいくつも報じられ、釈明会見でも納得のいかない答弁で窮地に陥っている舛添要一東京都知事。

「ヤフーオークション」で購入した美術品代の一部を、政治資金管理団体から「資料代」として支出していたことも発覚しているが、「書や浮世絵は国際交流の研究資料として活用している。財テクや趣味ではない」と本人は釈明。「ホテル三日月」の宿泊費を「会議費」として計上した問題と同様、なんともセコくて恥ずかしい疑惑だ。

そこで、その美術品に着目し、「マスゾエ・コレクション」の大鑑定を実施! 都内で活躍中の某有名鑑定士に依頼してみた。

「正直、収集家としては三流。この落札リストを見る限り、本物を安く買おうとする魂胆が丸見え。中には、プロが見たら一発で偽物とわかるものもある。ウチに持ってきたら? もちろん、お引き取り願います」

西洋美術史家の木村泰司氏も口をそろえる。

「言葉は悪いけど“一代で財を築いた地方の中小企業の社長”みたいな買い方。好きなものをなんでも集めてる感じ」

さらに木村氏は「財テク説」の可能性を否定。

「別にこれで財を築くような代物じゃない。だって、ヤフーオークションだから。銀座の画廊とかオークション会社の老舗のサザビーズとは違います。

でも、私はむしろ、いかにも小市民的で微笑ましいなって思っちゃう。お金の使い方が貧乏くさくてケチだけど、哀愁を感じます。ホテル三日月もそう。あそこはCMで庶民になじみがあるし、決してお高いところじゃない。そこで子供とプール遊びをするなんて、高級ホテルで豪華ディナーを食べるよりはるかに庶民的でかわいい感じがします」

確かに舛添さんが、その“人間の小ささ”で世間の注目をひとり占めしているのは事実だ。だが、東京都の“トップリーダー”としてはいかがなものか。

「一番の問題は、政党交付金から支出したこと。そして二番目の問題は、とにかくセンスがなさすぎること! 最近買われた裸婦像はアール・ヌーヴォーの作品だけど、アール・ヌーヴォーは今では世界的に人気がない。外交で贈るのにはふさわしくないんです。

それに、ヤフオクで買った安物の絵を、世界堂のそれっぽい額縁に入れて外国のお客さまにあげるなんて考えられない! すべてが貧乏くさいのひと言です!」(木村氏)

これだけ批判される根っこには、舛添さんの“犁格外のセンスのなさ”もあるのかも?

◆『週刊プレイボーイ』23号(5月23日発売)』「トップリーダー・舛添都知事のほほえましい“庶民感覚”」より

(取材・文/テク本テク)