滝クリが錦織圭との約束を果たしスポーツキャスターへ第一歩
2009年、メーンキャスターを務めていた『ニュースJAPAN』(フジテレビ系)を降板。2013年IOCの夏季東京五輪誘致プレゼンでの「お・も・て・な・し」で一世を風靡した滝川クリステル(37)。
レギュラーでテレビに出演することはめっきり少なくなったが、2014年に、動物愛護生物保全活動のため一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルを設立。現在はCM、イベントなどで精力的に活動している。
そんな彼女の久々のテレビ仕事が、先日放送された『全仏オープンテニス』(テレビ東京系)の現地キャスターだった。6月9日発売の『女性自身』(光文社)では、彼女がキャスターに就任した裏事情を明かしている。
破格の安ギャラでもオファーを受けた理由とは……今の彼女のギャラは、4,000万円はくだらないというのが業界関係者の相場観。だが、今回はなんと破格の1,500万円でオファーを引き受けたという。その理由が、交流のある錦織圭(25)選手。「いつか一緒に仕事をしよう」という錦織との約束を果たす形で、初のスポーツキャスターに挑戦したそうだ。
そして、もう一つの理由がある。それは、自身が誘致に参加した東京オリンピックのメインMCに向けて、スポーツキャスター転身への第一歩だというのだ。
スポーツキャスター滝川クリステルの評価『全仏オープンテニス』では、現地の様子のレポートもそつなくこなし、キャスターとしての評判も上々。男性視聴者からは、「クリステルの薄着姿に興奮」という声も多かった。
準々決勝で錦織が地元フランスのツォンガ選手に敗れた際には、涙を流し、その様子がかわいいと話題になったが、感情的になってしまったのか、錦織選手が敗戦してしまったときには「満足している」と、テニスファンの反感を買う発言をしてしまう一場面もあった。
とはいえ、「スポーツキャスターとしての仕事は十分に合格点。リポート能力もビジュアルも高く、各局が使いたいレベルです」とテレビ関係者は高評価だ。
「“東京オリンピックといえば、滝川クリステル”と言っても過言ではないほど、彼女は東京オリンピックのイメージキャラクターとして定着しています。今回でスポーツキャスターとしても十分に使えると分かったため、今後はスポーツ番組の司会として使いたいと、各局で彼女の争奪戦になるでしょうね」(民放関係者談)
そして、クリステルのこの動向が思わぬ余波を生んでいる。
「当然クリステルは、東京五輪でMCが期待されています。メインでなくとも、深く関わることは間違いない。ただ、東京五輪に向けては、多くのスポーツキャスターや芸能人が司会になろうと動きを見せています。彼らにとっては強力なライバル登場で、戦々恐々でしょうね」(同前)
招致にも一役買った東京五輪。そのメインMCに向けて、クリステルの挑戦は順調のようだ。
(取材・文/タナカアツシ)