日本橋の橋上を走る首都高速道路の地下化が計画されている。2020年の東京五輪後に着工予定で、事業費は数千億円規模だという。この国の計画に小池百合子都知事も賛同を示し、「東京が持続可能であるためには、首都高撤去が不可欠」と述べた。だが、本当に首都高は撤去すべき「悪」なのだろうか。宗教社会学者の岡本亮輔氏は、「首都高こそが東京の風景に不可欠ではないか」と疑問を呈する――。今年7月、国土交通省が日本橋の橋上