元メキシコ代表監督のハビエル・アギーレ氏 (撮影:フォート・キシモト)

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日本代表の次期監督の最有力候補に挙げられている元メキシコ代表監督、ハビエル・アギーレ氏。巷では「必ず結果を出す監督」と評判の名将として知られる一方、激情家で様々な問題を起こす人という意見も少なくない。

メキシコ代表監督時代には、対パナマ戦でピッチ上の相手選手を蹴り退場。



さらに、スペイン・リーグでエスパニョールを率いた時に、口笛で試合を妨害した「偽ホイッスル騒動」なども、海外サッカーファンの間ではあまりにも有名だ。



しかし、監督のキャリアとしてはメキシコリーグでCFパチェカを初のリーグ優勝へと導き、2度(2002年・2010年)のメキシコ代表監督時には、共にベスト16進出。さらにスペインリーグで最初に率いた弱小クラブ、オサスナでの2004−05シーズン国王杯準優勝や、2005−06のシーズン後半までの快進撃など、記憶に残る采配も少なくない。

口が悪く、会見ではクオリティの低い選手への批判も厭わないスタイルが問題視されているが、ブラジルでの惨敗から再建を目指す日本代表サッカーを大きく変える、いわゆる“カンフル剤”になってくれる可能性は大いにあるだろう。

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