1カ月にわたってゴールとアシストを決め、笑顔を見せていたミランFWマリオ・バロテッリが、また問題を起こした。前日、ブレッシァの自宅前での経験との騒動が報じられたが、それが偶然だったかは分からない。問題は、25日のローマ戦でナーバスなところを見せ、クラレンス・セードルフ監督がベンチに呼び戻した際に明らかな不満を見せたことだ。

バロテッリの苛立ちは、試合後のテレビでのインタビューでも続いた。

「普通の試合だった。オレは交代させられた理由が分からなかったけど、スタジオ(クリスティアン・パヌッチ氏)ではオレがトッププレーヤーじゃないと言っているのだから、それが理由かもしれないな。ナーバス? 負ければ誰だってそうだ」

試合中の動きに関しても、「ボールがペナルティーエリア内に来ないのなら、外に取りに行かなければいけない」とコメント。ジャンカルロ・マロッキ氏の批判には、「彼はサッカーを何も分かっていない。信じてくれ」と答えた。

自己批判をしないことを批判したズボニミール・ボバン氏に対しては、「オレは自分がごく普通の選手だと思っている。オレが規格外の選手だと言っているのはあなたたちだ。ゴール前にたどり着けたのが1回だけなら、何か理由があるだろう。それはセードルフ監督と分析する」と語った。

最後に、バロテッリは「オレにとっては問題じゃない。ミランが勝てばマリオが良くて、負ければマリオは悪いということなんだろう。オレは財産? 言うのは簡単だよね」とコメントしている。

セードルフ監督はバロテッリがMFアデル・ターラブと口論したのを見て、バロテッリの交代を決めたようだ。だが試合後、指揮官は「あり得ることだ。もう大丈夫」と述べている。バロテッリはシュートなしで試合を終えた。今季2度目のことだ。