iOS 7.1 について知っておくべき 7 つのこと
アップルが iOS の最新版をリリースした。バグ修正と一緒に車をコントロールする機能が登場している。
アップルが iPhone と iPad 用のオペレーティングシステムの最新版、iOS 7.1 をリリースした。セキュリティの脆弱性に関するバグ修正に加え、いくつかの面白い機能も追加されている。
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iOS 7.1 ではアップルの新しい車載インフォテインメント・システム、CarPlay が正式に導入された。アップルは CarPlay を車載システムのデファクト・スタンダードにしたいという意向があるようで、Apple Maps でナビゲーションを、iTunes またはサードパーティ製のアプリ「Spotify」などで音楽を、バーチャルアシスタント Siri でメッセージングやタッチレス・コントロールや電話の機能を提供している。
CarPlay はまず 2014 年にボルボ、フェラーリ、ホンダ、ヒュンダイ、メルセデスの車に搭載され、その後 BMW、シボレー、フォードなどのパートナー企業もこれに続く。
以下に、CarPlay 以外に知っておくべき iOS 7.1 の機能を紹介しよう。
Siri のホームボタン長押し
バーチャルアシスタントの Siri が改良され、ユーザーは Siri に話し終えるタイミングを教えることができるようになった。話している間は iPhone または iPad のホームボタンを押したままにしておき、ボタンを離すと Siri が聞きとる、という仕様だ。基本的にはトランシーバーと同じ手法で Siri と会話することになる。
フラット・デザインがさらにフラットに
アップルが iOS 7 で初めて採用したフラット・デザインにいくつかの変更が行われた。設定の「一般:アクセシビリティ」から、キーボードのカラーを「ダーク」と「ライト」で切り替えられるようになっている。「メッセージ」、「電話」、「FaceTime」といった一部のアイコンはより見やすいデザインになっている。「視差効果を減らす」を選択した際の適用範囲も広がった。
新しいカメラ設定
iPhone 5S ユーザーであれば、iOS 7.1 の新しい設定を使えるようになる。iPhone 5S では HDR(high dynamic range)が自動的にオンになるのだ。HDR というのは、写真を撮る際にカメラアプリが露出を変えた複数の写真を撮影し、それらを合成してシャープな一枚の画像にする技術だ。
Touch ID の改善
多くのユーザーが、 iPhone 5S を数か月間使っていたら Touch ID 指紋認証センサーが上手く動作しなくなったと文句を言っている。これはハードウェア側の問題でもあるが、同時にソフトウェアの問題でもある。 iOS 7.1 では、Touch ID のソフトウェアの精度が改善されており、レスポンスの速度が上がって指紋も認識されやすくなった。
iPhone 4 でのパフォーマンスを改善
iOS 7.1 が動作するとされている最も古い端末は iPhone 4 だ。多くのユーザーが、iOS 7 は iPhone 4 では実質動いていないと言っており、OS をアップデートしたら自分たちの電話がただの黒い塊と化してしまったとアップルを非難していた。iOS 7.1 では、アップルは iPhone 4 でのパフォーマンスを改善して反応速度を良くしたと言っている。
カレンダーのデザイン変更
大した変更ではないが、カレンダーアプリーの月別表示画面にイベントが表示されるようになり、使いやすくなった。
以上だ。iOS 7.1 はもうダウンロードしただろうか?アップルの最新アップデートをぜひお試しあれ。
Dan Rowinski
[原文]