韓国のコミュニティーサイト「eTorren」の掲示板に「半沢直樹も近いうちにわが国のドラマにリメイクされるでしょうね(笑)」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

 スレ主は、「日本のドラマをリメイクした韓国版『半沢直樹』が実現しないかな。日本では視聴率40%を越えたドラマで、バブル経済の時入社した銀行員の話。韓国ではもっと脚色して、韓国与党のセヌリ党が亡国に導いたIMF経済危機時代を背景に、銀行員や会社員の孤軍奮闘を描いてほしい」と述べた。

 韓国のSBSテレビでは現在、2011年に日本で大ヒットしたドラマ「家政婦のミタ」の韓国版が放映されており、チェ・ジウが主人公を務めている。韓国では、これまでも日本でヒットした「白い巨塔」や「ドラゴン桜」なども韓国版にリメイクされている。

 韓国のネットユーザーからは「時代背景を大きく変えて、脚色がたくさん必要でしょうね。日本の銀行の歴史は、日本の戦後の歴史そのもの、一方で韓国は財閥が韓国の歴史」、「韓国もIMF時代に多くの人が苦労をした。銀行の退職者たちの涙の映像の記憶もあり、十分に韓国でもリメイクできそう」といった声が上がった。

 一方、「主人公の性別を女性に変えて、銀行に訪ねてきた財閥と恋に落ちるストーリーに」、「韓国ドラマは三角関係、財閥、病気抜きで設定できない」と、韓国ドラマのありがちなパターンを皮肉った意見もあった。

 さらに、「経済は後進国が先進国をなぞるもの。現在の韓国の姿は、過去の日本の姿」として、ドラマ「半沢直樹」を通じて韓国の姿が見えるとの見方もあった。

 韓国のネットユーザーの反応を見ると、韓国版の「半沢直樹」が実現される可能性は高そうで、また多くの韓国人が望んでいるようだ。(編集担当:李信恵・山口幸治)