今年も残すところわずか。あなたが印象に残っている映画は何だろうか? 国内興行収入ランキング、10作品中6作品が3D映画という、“3D元年”とも言える2010年は、アニメーション映画とテレビドラマの続編映画のヒットが目立った。劇場公開から、DVD&Blu-rayリリースのスパンが短くなっている昨今。見逃した作品をこの年末年始にチェックしてみてはいかがだろうか。

1位「アバター」 興行収入:155.9億円

2009年12月に公開されながら、2010年上半期までロングヒットが続いた「アバター」。構想14年、製作に4年以上の歳月を費やして完成したという、オリジナリティあふれるストーリーと美しい3D映像は人々を虜に。2010年10月にはジェームス・キャメロン監督と20世紀フォックスが続編2作の制作を契約。「アバター2(仮題)」は2014年12月、「アバター3(仮題)」は2015年12月に公開することが発表されている。

2位「アリス・イン・ワンダーランド」 興行収入:118.0億円

日本で高い人気を誇るティム・バートン監督作品。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリスを実写とモーションキャプチャによって映画化され、大ヒットを記録した。その独特の世界観と、いかれ帽子屋(マッドハッター)役のジョニー・デップの怪演が話題に。

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3位「トイ・ストーリー3」 興行収入:108.0億円

ピクサー最新作。「トイ・ストーリー」公開から10年後、おもちゃ達と17歳になったアンディの別れを描いたトリロジー完結編は、幅広い世代から支持を受け、世界的大ヒット。世界歴代興行収入で第5位にランクインしている。


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4位借りぐらしのアリエッティ 興行収入:92.5億円

約40年前にアニメーション監督の宮崎駿と高畑勲によって考えられた企画を、米林宏昌監督が手がけ長編アニメーションが完成。14歳の小人の少女・アリエッティと病気の少年との心の交流をみずみずしく描き、9月9日に国外最速公開となった韓国でも話題を呼んだ。映画の世界観を体感できる「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」も来場者10万人を超え、大好評を博した。


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5位THE LAST MESSAGE 海猿 興行収入:80.2億円

困難な任務に挑む海上保安官たちの姿を描いた、人気コミックが原作のスペクタクルドラマの完結編。3Dも同時上映され、初日3日間で興収14億を記録。特に女性に人気が高く、香港・台湾・シンガポール・フランス・米国・メキシコ・ペルー・アルゼンチンなど各国での公開が決定している。

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6位踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ! 興行収入:73.1億円

7位カールじいさんの空飛ぶ家 興行収入:50.0億円

8位ONE PIECE FILM Strong World 興行収入:48.0億円

9位バイオハザードIV アフターライフ 興行収入:47.0億円

10位劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 幻影(げんえい)の覇者(はしゃ) ゾロアーク 興行収入:41.6億円

2011年も数々の話題作が登場! あの名作の続編や、人気コミック原作映画が次々と公開される為、映画ファンにとって嬉しい1年となりそうだ。