フランスの無料誌「Sport Week」によると、イタリアのナポリ警察が先週、麻薬密売容疑で地元マフィア(ナポリのマフィアは「カモッラ」と呼ばれる)数人の自宅を捜索したところ、武器や現金とともに数枚の写真を押収した。

 押収された写真には、マフィアのメンバーといっしょに収まった有名サッカー選手の姿があった。ファビオ・カンナヴァーロ(ユベントス)、ロベルト・カルロス(コリンチャンス)、マレク・ハムシク(ナポリ)の3人。

 カンナヴァーロとロベルト・カルロスの写真はマドリードで撮影された模様。2人の写真は別々に撮られたものだが、同一の人物と写っている。カモッラのメンバーと見られるが、姓名は特定されていない。ハムシクがいっしょに写っているのはドメニコ・パガーノという人物で、現在警察の手配を受けて逃亡中。

 もっとも、マフィアとのツーショット写真が出てきただけで、“黒い交際”などと色めきたつのは早計だ。同誌は、レストランで食事中に声をかけてきた“ファン”の求めに選手たちが気軽に応じただけで、その人物の“背後”など想像もしなかっただろう、と推測している。