ATOM<br>(C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co.,  Ltd.
 1951年より連載された「アトム大使」の登場人物であったアトム。1952年から主人公として「少年」に連載。1963年から日本で初めての国産テレビアニメとしてアニメ化され、いまや伝説の漫画となっている「鉄腕アトム」。そして、手塚治虫生誕80周年の2009年10月、初の本格的映画「ATOM」として帰ってくる。

 制作は、ドリームワークスやピクサーなどと同等の技術力を持ち、アメリカでは有名な新進気鋭の会社、イマージが担当。「ATOM」は全米でも大きな話題となっており、声優陣も豪華なキャストが名を連ねる。主人公のアトム役には「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア、テンマ博士には「ナショナル・トレジャー」シリーズのニコラス・ケイジ、お茶の水博士には「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのビル・ナイと豪華声優陣の出演が決定しており、その他にも多くの超有名人がキャスティングされる予定。全米の配給元サミットは、メジャー級の公開規模を予定しており、世界的にも50カ国以上での上映を目指している。

鉄腕アトムとは
人型ロボットが活躍する手塚治虫の代表的な作品。天才科学者・天馬博士によって事故死した息子の身代わりに作られた人型ロボット「アトム」が、正義感をもって人間社会で活躍するという内容。作品の中で2003年4月7日にアトムが誕生する。アトムは、1952年に月刊誌「少年」の連載「鉄腕アトム」の中で主役として登場した。その後、1963年から4年間にわたって193話が放映されたテレビアニメで、国民的なヒーローとしての地位を固めた。作り話の鉄腕アトムが現実の科学技術に与えた影響も大きい。ロボットなどの機械を開発する技術者の中には、少年時代に鉄腕アトムから感銘を受けてその道に進んだ人も多く、世界で最も進んでいるとさえ言われる日本のロボット技術の原動力となった側面は見逃せない。

「ATOM」ストーリー
ロボットが人間と共存する夢の空中都市メトロシティ。そこで何不自由なく幸せに暮らしていた少年トビーは、事故で命を落としてしまう。最愛の息子を亡くしたテンマ博士は自らの手で、息子をロボットとして甦らせた。しかし、生身の人間とは違っていた。博士はそんな息子を捨てる。戻る場所のないロボットは、地上へと下りていくしかなかった。でも、そこには新しい仲間が待っていた。彼は今、“アトム”として新しい一歩を踏み出す――誕生より半世紀―アトムはついに、世界を変えてゆく

公開:2009年10月全国ロードショー
提供:角川エンタテインメント

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