セリエA王者インテル対イタリア杯王者ASローマによるスーパーカップは24日、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、2−2同点後からPK戦の末にインテルが勝利を収めた。

 今夏、ポーツマスから移籍したMFムンタリのゴールで前半18分、インテルが先制し、そのまま前半終了。後半14分、MFデ゙・ロッシのゴールでASローマは同点に追いつく。同38分、インテルはFWバロテッリのゴールで再びリードするが、ASローマのFWヴチニッチが終了間際に執念のゴールを決め、試合は2−2のドローでPK戦へ突入。PK戦を6―5で制したインテルが、スーパーカップのタイトルを獲得した。

 試合後インテルのジョセ・モウリーニョ監督は「スーパーカップで勝利を収めることに成功した。優勝杯は私のものだと実感している。しかし、勝利を収めることができたのは、昨季リーグ優勝を果たしたロベルト・マンチーニ前監督のお陰だということを忘れてはならない。今日の試合は『イタリアカルチョはつまらない』と言っている人々への返答となった。両チームが挙げた4ゴールは全てスペクタクルなゴールだった。勝利そして内容に満足している。全てのチームが我々のような試合をすれば、リーグ全体が活気付く。私はこれまでPK戦では良い結果を得ていなかったが、今日は上手くいった。気分は良い」と“RAI”のインタビューで語った。