イタリア・ローマの動物園で飼われている白いベンガルトラ(2017年6月27日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド南部バンガロール(Bangalore)郊外にある国立公園で、ホワイトタイガーの子ども2頭に飼育担当の男性(40)がかみ殺された。この国立公園が8日、発表した。

 事故があったのはバネルガッタ生物公園(Bannerghatta Biological Park)。サントシュ・クマール(Santosh Kumar)園長によると、2頭の世話を担当していたアンジ(Anji)さんが7日夜、囲いの中に追い込もうとした際に襲われたという。

 クマール園長は事故当時の状況について「別の飼育担当者がトラ2頭を囲いに入れるのを男性が手伝っていたところ、2頭が振り返って飛びかかってきた。4つあるゲートのうち、1つが掛け金で閉められていなかった」とAFPに語った。

 2頭は最終的に職員らによって追い払われたが、アンジさんはすでに死亡していた。「2頭がアンジさんの体を守るようにしていたため、もう一人の飼育担当者はアンジさんをすぐに現場から運び出せず、近くの病院に搬送するのが遅れた」(クマール園長)という。

 アンジさんは日雇い労働者で、今月、欠員の補充として雇われたばかりだった。事故に激怒したアンジさんの親族らは8日、当局の過失だとして50万ルピー(約86万円)の損害賠償を求めて公園の外で抗議活動を行った。

 劣性遺伝子のため色が白いホワイトタイガーはインドを中心に南アジアや東アジアに生息しており、「絶滅」が危惧されている。
【翻訳編集】AFPBB News