世界で3番目の経済大国であるはずの日本の労働者の所得水準は、先進国の平均値より低い。今や経済協力開発機構(OECD)加盟国中22位と韓国より下位で、物価も東南アジアの国より低いというのが現状だ。なぜ、成長が横ばいの状態から抜けだせないのか。その原因として、アベノミクスの政策失敗を指摘する声も少なくない。■日本の平均給与は米国の5分の3以下一体、日本の労働市場でなにが起きているのか。まずはOECDのデータから、