日本弁護士連合会(日弁連)は10月23日、シンポジウム「死刑廃止の実現を考える日」を東京・霞が関の弁護士会館で開いた。欧州の主要国をはじめ多くの国が既に死刑を廃止したなか、今後、日本において死刑存廃について大きな国民的議論を呼ぶ可能性もある。有識者のほか外国高官も招かれ、死刑廃止をめぐって意見がかわされた。●終身刑は「死刑より厳しい刑罰になりうる」シンポジウムでは、哲学者で死刑制度について考察する著書