私たちが見えるものすべてには形があります。どんなに小さなものでも、何かしらの形状を持っていて、限りなく拡大して見てみれば、珍妙で奇怪な世界をのぞくことができます。そこには、ある種の美術品のようであり、奇妙なフォルムをした生き物たちが蠢いているのです。そんなミクロな生き物たちの美しく、恐ろしいグラビアを拝むことができる写真集が『夢に出そうなミクロ生物』(ミクロ生物選定委員会/編、扶桑社/刊)です