24日、テレビ朝日「報道ステーション」では、来季ソフトバンクホークスの監督を務める工藤公康氏が聞き手となり、テキサスレンジャーズ・ダルビッシュ有とニューヨークヤンキース・田中将大の対談を放送した。

2夜連続で放送された同対談。その後半は“二刀流”として活躍した20歳の大谷翔平について語っている。

大谷の映像を見て、「速いですね。筋力、瞬発力が優位で伝えるのが上手いんじゃないですか？」と所感を述べたダルビッシュに続き、田中も「去年対戦する機会もありましたけど、ピッチャーとして今年ここまで去年に比べて良くなっているというのは正直驚きました」と語る。

すると工藤氏から大谷の投球フォームについて「足を上げて出ていくところの姿というのはダルビッシュさんを参考にしている」と紹介されると、「似てますね」と頷いたダルビッシュは、隣の田中に「スプリット、お前の握りをマネしてるんちゃう？そんな気するわ」とポツリ。田中は「知らないです」と苦笑いを浮かべた。

だが、大谷の今後について意見を述べると両者の意見は一致。その才能を認めながらも「ピッチャー1本でも見てみたい」（田中）、「球界の人気を考えれば見ていて面白いでしょうし、興味のあることになると思いますけど、本人がメジャーに行きたいとなった時は絶対足を引っ張る。二刀流では絶対メジャー行けない。せっかく実力あるんだからどっちかに絞って。」（ダルビッシュ）とそれぞれ語り、メジャーを目指すなら投手に専念すべきとした。