スズキ名車「カタナ」の魂を継ぐ「本格スポーツカー」!

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スズキ名車「カタナ」の魂を継ぐ「本格スポーツカー」!

 軽自動車のイメージも強いスズキですが、その一方で四輪車(クルマ)とともに二輪車(バイク)の分野でも高い存在感を誇っている個性的なメーカーでもあります。

 スズキはこの特徴を存分に活かし、四輪車と二輪車の要素を融合させたモデルを発表して、クルマ好きのみならずバイクを愛する多くの人々の視線も釘付けにすることも珍しくありません。

【画像】超カッコイイ! これが「カタナ」の魂を継ぐ「本格スポーツカー」です!(27枚)

 その代表的な1台と言えるのが、2020年に開催の「東京オートサロン」お披露目された、同社の人気コンパクトホットハッチをベースに仕立て上げた「スイフトスポーツ KATANAエディション(以下、スイスポ・KATANA)」でしょう。

 同車のモチーフとなった「KATANA」とは、1980年代のデビュー以来、世界中に熱狂的なファンを持つスズキの伝説的な大型オートバイです。

 日本刀をイメージした鋭くエッジの効いたスタイリングは、バイクの歴史に名を刻む名車として広く知られており、2019年に現代の技術で復活を遂げた際にも大きな話題を呼びました。

 そして今回取り上げるスイスポカタナは、その新型バイクが持つ力強さや機能美というエッセンスを、四輪のスポーツモデルへと大胆に落とし込んだ意欲的なコンセプトカーです。

 スイスポ・KATANAを見てまず圧倒されるのが、ノーマルのスイフトスポーツとは明らかに異なるエクステリアです。

 ボディカラーにはバイク版のKATANAを象徴するソリッドなシルバーが採用され、そこへ精悍なブラックと鮮烈なレッドのアクセントが絶妙なバランスで配置されています。

 そして最大のトピックと言えるのが、ボディの四隅に広がる専用設計の超ワイドフェンダーでしょう。

 この大きく張り出したフェンダーのなかに大径のアルミホイールと極太のタイヤを収めることで、コンパクトカーとは思えないほどグラマラスで重厚なシルエットが構築されています。

 フロントバンパー周辺のデザインもよりアグレッシブに手が加えられており、ドアサイドに誇らしげに描かれた「刀」の漢字ロゴと相まって、ベース車両が本来持っているスポーティな魅力を何倍にも引き立てています。

 もちろん外装だけでなく、運転席のドアを開けた先に広がるインテリア空間にも、バイクのエッセンスを取り入れた独自のカスタマイズが施されていました。

 インパネやドアトリムなどの各ガーニッシュには、オートバイの高性能なチタンマフラーが高熱を帯びて変色したような、美しい焼き色風のグラデーション加飾を採用。

 これに加えて、レーシングカーを思わせるカーボン調のパネルパーツもふんだんにあしらわれており、車内に乗り込んだ瞬間にドライバーの胸を高鳴らせるような、メカニカルで熱い雰囲気が演出されています。

 欧州市場などでは過去に“KATANA”の名を冠したスイフトスポーツの特別仕様車が販売された事例がありましたが、この東京オートサロンでお披露目された驚異的なワイドボディモデルは、あくまでイベントを盛り上げるための参考出品車として製作されたもの。

 そのため「市販化の予定はない」とアナウンスされたものの、四輪と二輪の両方を製造するスズキだからこそ成し得たこの夢のようなコラボレーションに対し、多くのファンから熱烈な市販化要望が寄せられたことは言うまでもありません。

 機能美の極致である名車の魂を、コンパクトスポーツに憑依させたスイスポ・KATANAは、クルマ好きの記憶に強く刻まれる珠玉のスポーツモデルとして、今もなお語り草となっています。