@AUTOCAR

写真拡大

空力に優れた特徴的なフォルムを確認

アウディは今秋、新型EV『A2 eトロン』を発表する予定だ。まだ正式にはシルエットしか公開されていないが、今回、テスト走行中のプロトタイプが目撃され、初代A2との強い類似性が明らかになった。

【画像】革新的だったアルミボディの小型ハッチバック【アウディA2を詳しく見る】 全26枚

アウディのラインナップ上でA2の名が使われるのは、約20年ぶりだ。初代モデルは1999年から2005年まで生産されたコンパクトなハッチバックで、空力的に優れたデザインと軽量構造で低燃費を実現していた。


初代アウディA2

新型のA2 eトロンは、便宜上は電動クロスオーバーという形になるかもしれないが、機能性とデザインの両面で初代モデルの精神を継承している。目撃されたプロトタイプからは、ひし形のような、リアに向かって大きく下がる特徴的なルーフラインが確認できた。

全体的なフォルムが初代モデルと似ているのは、同様に空力効率を追求した結果であるとみられる。

アウディの本拠地インゴルシュタットで生産される予定で、生産終了した『A1』および『Q2』の間接的な後継モデルとして、ラインナップのボトムエンドに位置づけられる。価格は3万ポンド(約655万円)未満からと予想されている。

エントリーモデルのEVとして販売

同社のゲルノート・デルナーCEOは3月、EV販売拡大の一環としてA2 eトロンの計画を明らかにし、次のように述べた。

「アウディはお客様の声に耳を傾けました。お客様が求めているのは、日常生活で感動を与えてくれる電動モビリティです。A2 eトロンは、そのニーズに応えるべく開発されました。効率的でコンパクト、そして自信に満ちた走りを実現します。アウディのEVワールドへの入り口を、これまで以上に親しみやすく、魅力あるものにします」


アウディA2 eトロンの予告画像    アウディ

A2 eトロンはフォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームをベースとしており、サイズや仕様はフォルクスワーゲンID.3(欧州向けのCセグメント・ハッチバック)に近いものとなるだろう。

デルナー氏は、「外観はコンパクトですが、室内は非常に広々としています。価格設定については発売前に改めて発表しますが、当社のEVにおけるエントリーモデルとなるため、これまでのEVよりも低価格帯に位置づけられることになります」と述べている。

アウディは、A2という名称の復活は初代モデルへの「オマージュ」であるとし、新型車がその「使命」を引き継ぐと約束した。

今のところ、正式発表日時は「秋」としか示されていないが、アウディは10月にフランスで開催されるパリ・モーターショーに出展する予定であることから、同会場で一般公開される可能性が高い。