元ポルトガル代表のナニがインタビューに応じた【写真:徳原隆元】

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ポルトガル代表のナニ「いつも笑い合って、冗談を言い合って、競い合って」

 ポルトガル代表は、北中米ワールドカップ(W杯)でスペインに敗れてベスト16で大会を去った。

 そんなポルトガルでFWクリスティアーノ・ロナウドの盟友として、2016年のUEFA欧州選手権(EURO)制覇に貢献したのがMFナニだ。マンチェスター・ユナイテッド時代に居候していた時期もあるというロナウドとの思い出を聞いた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大/全4回の3回目)

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「私はクリスティアーノ・ロナウドの家に1か月間住んでいました。当時は私とクリスティアーノ、そしてアンデルソンの3人でした。卓球をしたり、テニスをしたり、水泳をしたり。毎日が大会みたいでしたね。そのおかげで私たちは急速に成長し、若くして非常に競争力のある選手になれたと信じています」

 2歳年上のロナウドを追うように、2007年夏にスポルティングからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したナニ。その後、地元の大先輩を頼ってポルトガル語を話す3人での共同生活が始まったのだ。「当時は兄弟のような、大親友のような関係でした。とても良い関係でしたよ」と懐かしそうに振り返った。

 そんな共同生活は、サッカーに限らずあらゆることで競い合っていた。「誰が正しいか」「誰が間違っているか」「誰がより物事を知っているか」「誰が他の奴よりうまくできるか」。ロナウドを筆頭に全員が負けず嫌いだったのだ。

「そんな会話ばかりしていました。それがそこでの私たちの生活でした。いつも笑い合って、冗談を言い合って、競い合って。でもそれは良いことでした。私たちはとても若く、頭の中であれこれ余計なことを考えることもありませんでしたから。ただスポーツ、スポーツ、スポーツ、そして競争の日々でした」

 その後、ロナウドは知らぬ人はいないスーパースターとなり、レアル・マドリードへ移籍。一方、ナニは2014年8月までユナイテッドでプレーした。そこで、もう1人の恩人として感謝するのが、アレックス・ファーガソン元監督だ。

「ファーガソン監督とはたくさんの良い思い出があります。彼は私のキャリアにおいて非常に重要な人物であり、重要なコーチでした。特にマンチェスターにいた時期ですね。振る舞い方や、物事を受け入れることを学ぶ方法、そして毎試合どうやったらより良いパフォーマンスが出せるかを教えてくれました」

 思い出は語り尽くせぬほどあるが、わずかな時間で応じてくれたインタビュー。「美しいエピソードはいくつもあるのですが、まあ話すと長くなりますから(笑)。また次の機会にでも、そのうちの一つをお話ししますよ」。父親のように慕う名将とは、2024年には久しぶりの再会。現在も親交が続いている。(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)