新幹線を“愛犬専用”に貸し切り!飼い主の“のぞみ”を叶えるために…JR東海に聞いた大反響の裏側
6月21日と22日、東海道新幹線のぞみで愛犬と一緒に旅行を楽しむ『わんわんエクスプレス』と銘打たれたイベントが開催された。
【写真】ペット連れが歓喜「天国すぎる」JR東海の新幹線イベント
新幹線で「天国すぎる」イベント
「このイベントは2025年3月にも行われており、今回が第2弾でした。前回は片道でしたが、今回は東京‐新大阪間を往復運行。JR東海が東海道新幹線の貸切車両パッケージを活用し、のぞみの普通車を借り上げることによって実現したようです。
通常、犬や猫と一緒に新幹線に乗る際は、ケージ1個につき290円の手回り品切符を買って、ケージに入れたままで足元などに置く必要があります。しかし、今回のイベントではケージから出して膝にのせたり、一緒に外の景色を見たりして自由に過ごすことができたのです」(トラベルライター)
ペットを買っている人にとっては、何ともありがたいイベントだけに、ネット上でも、
《天国すぎる》
《確かに一日に何両かはペット専用車両があってもいい気はする》
《ケージを嫌がる子もいるからこれは朗報》
と、ポジティブな声が多く上がった。
「今回のチケットは、西日本最大級のペット産業国際見本市『インターペット大阪』を愛犬と一緒に楽しめる旅行商品として企画され、片道1人当たり3万5800円〜4万7800円など、3プランが用意されました。
通常料金と比べると少々高めの価格ですが、SNSでは《高いけど買う価値はある》という愛犬家ならではのリアクションも少なくないようです」(前出・トラベルライター)
イベントの対象は、手回り品の規格と同じ基準で、犬とキャリーバッグ(または専用ケース)の総重量で10kg以下の犬となった。これにはSNS上でも、
《気になっているけど、我が家のワンコは体重だけで10kgオーバー…》
《アレルギー対応はどうなっているんだろうか》
といったような、運営方法に関しての疑問の声も。
JR東海が答えた背景
前回に続いてこのイベントを主催したJR東海に、企画の経緯や反響について聞いた。
「前回は、座席の上で愛犬用のクッションを使用していただきましたが、今回は仕様を変更しました。専門家の協力のもと、さまざまな車内装備による効果を検証するため、往路では複数種類のシートカバーを整備した運行を行い、復路では通常の座席でご旅行いただく運行となりました。今回は、愛犬も通常の新幹線と同じ座席にお座りいただけるようになりました」(JR東海広報部、以下同)
なぜ、このような取り組みを実施することになったのか。
「愛犬と一緒にご旅行されるお客様からいただいている“旅の途中で少しだけでもケージから出し、愛犬の息抜きをさせたい”というご要望と、当該列車や折り返しの営業運転する列車をご利用になる一般のお客様からのアレルギーなどに対するご懸念の払しょくを両立するため、前回のトライアルにおいて得られた知見をもとに、今回はより工夫したかたちで試行を実施しました」
アレルギー対応への疑問の声については、JR東海としても前回から把握しており、実験として運営を試みたようだ。最後に、今回も無事に終了したイベントの反響を聞くと、
「定員に対して一定数のお申込みをいただき、着実に関心をお寄せいただいていると感じています。
また、ご利用いただいたお客様からは、“愛犬と一緒に移動できたこと自体が特別な体験だった”“この新幹線があったから愛犬と出かけようと思った”“移動時間も含めて思い出になった”といったお声を多くいただいており、満足度の高い評価をいただいています」
手荷物のひとつではなく、大切な旅の“相棒”として、胸を張って一緒に移動も楽しみたい。そんな飼い主の“のぞみ"を叶えたイベントになったようだ。
