トルシエ元監督 日本の健闘たたえる ブラジルに惜敗「違いはタレント力でも組織力でもなく」課題も指摘
サッカー元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(71)が30日、FIFAワールドカップ(W杯)で決勝トーナメント1回戦でブラジルに1−2と惜敗した日本の健闘をたたえた。
29日(日本時間30日)にブラジルと対戦した日本は、前半29分、MF佐野海舟がパスカットから1人で敵陣へ持ち込み、ゴール左隅へゴール。相手にボールを圧倒的に支配される中、カウンターから先制した。しかし後半11分、MFカゼミロのヘッドで追いつかれると、アディショナルタイム6分、ペナルティーエリア付近でMF田中碧が奪われたボールを、最後はFWマルチネリに決められて逆転された。目標としていた優勝を遂げられず、大会から姿を消した。
それでも、サッカー王国を最後の最後まで苦しめた戦いぶりに、かつての指揮官は「日本は頭を高く上げてこのW杯を去る」と拍手を送った。
「ブラジルを相手に、違いはタレント力でも組織力でもなく、層の厚さだった。日本は後半、攻撃的圧力を維持するリソースがなかった。このチームがどのような道を進んだのかを示す、誇り高き敗退だった。それだけでなく、世界の最高峰と争うためには、最後のステップが必要であることを示した」
最後に「Ganbare Nippon(頑張れ日本)」と、日の丸の絵文字を加えてエールを付け加えた。
トルシエ氏は日本がW杯に初出場した98年大会後に就任。日韓共催大会の02年で、チームを初の決勝トーナメントに導いた。

