チュニジア戦のスタメン案。(C)SOCCER DIGEST

写真拡大

 北中米ワールドカップの初戦で、強豪オランダと2−2で引き分けた日本代表は、現地6月20日にメキシコのモンテレイでチュニジアと相まみえる。

 そのチュニジアは、スウェーデンとの初戦に1−5で大敗し、サブリ・ラムシ監督を解任、エルベ・ルナールを新指揮官に招聘した。メンバーも戦術も前の試合はあまり参考にならず、読めない不気味さはある。

 また、日本もオランダに追いついてムードは良いものの、まだ勝点1を獲得しただけだ。コスタリカに0−1で敗れたカタールW杯の第2節を教訓とするなら、その時のように大幅なターンオーバーをするべきではないだろう。オランダ戦からは中5日で、オフもとっており、回復はできているはずだ。

 では、どんなスタメンで臨むべきなのか。

 GKの鈴木彩艶をはじめ、渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝の3バック、佐野海舟と鎌田大地のダブルボランチは2戦連続の先発で問題ないだろう。
 
 注目は、オランダ戦で左膝を負傷し、欠場が決まった久保が担っていた右シャドーだ。

 推したいのは、右ウイングバックに好調の菅原由勢を起用し、オランダ戦でそのポジションを務めた10番の堂安律を右シャドーに回すプランだ。

 初戦では守備に追われた堂安の得点力も活かせ、菅原の正確なクロスは引いてくるだろうチュニジアに対して有効となる。また、久保に代わるプレースキッカーとしても、25歳DFの存在は大きい。

 もちろん伊東純也が先発する可能性もあるが、オランダ戦と同様、やはり切り札として残しておきたい。勝点0のチュニジアはどこかで勝ちにくるはずで、スペースができた時こそ、この快足アタッカーが脅威となるだろう。

 コンビを組む左シャドーは鈴木唯人を使ってほしい。練習の大部分が非公開のため、5月上旬に負った右鎖骨骨折からどこまで回復しているか詳細は掴めないが、本人は「準備はできている」と話す。

 狭いスペースでボールを受け、ドリブルで打開する能力はチュニジア戦で効力を発揮するはず。逆にオランダ戦で先発した前田大然はスペースがある方が活きるため、伊東と同じくベンチに置いておきたい。

 左ウイングは、オランダ戦でゴールを決めるなど、キレている中村敬斗だ。

 最後に1トップは、やはりポストワークと得点の両方が期待できる上田綺世。オランダ戦後、別メニューの日もあったものの、故障ではなく、疲労が考慮されたもの。翌日には全体練習に参加しており、問題ないはずだ

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

【画像】日本代表のオランダ戦出場16選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は決勝点&好パスのMF