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 米国プロレス団体「AEW」が現地時間2日(日本時間3日)に「AEW DYNAMITE 5周年記念大会」を開催。AEWインターナショナル王者ウィル・オスプレイが、今年9月にAEWと契約したリコシェの挑戦を受けた。ファン大熱狂の試合は、まさかのダブルフォールから再試合が行われたものの、竹下幸之介の乱入でノーコンテストに終わった。

 両者は過去日本で2度対戦している。初対戦は16年5月の新日本プロレス「ベスト・オブ・スーパー・ジュニア」。試合開始からお互いの身体能力を生かした高いレベルの攻防で世界のプロレスファンを驚がくさせた。最後はオスプレイがオスカッターで勝利。

 2度目の対戦は、17年5月の新日本プロレス「ベスト・オブ・スーパー・ジュニア」。ファンを大熱狂させた大空中戦バトルを再びオスプレイが制した。

 今年9月にリコシェがAEWと契約したことによって、7年ぶりに大空中戦バトルが実現。今大会の1試合目にマッチメークされた。

 試合開始から両者は身体能力を生かした高いレベルの攻防に場内から「AEW」の大コールが起こった。一進一退の攻防が続く中で、リコシェが雪崩式フランケンシュタイナーを狙うものの、オスプレイが着地。するとリコシェが掟破りのオスカッターもカウント2。その後はリコシェがバックスライドボムから旋回式パイルドライバーと続けたがカウント2。

 今度はオスプレイがリコシェのブレーンバスターをスタナーで切り返して、フランケンシュタイナーの流れからスタイルズクラッシュ。さらにオスカッターもカウント2。その後、サポーターを外してのヒドゥン・ブレイドを狙うが、交わしたリコシェが掟破りのヒドゥン・ブレイドから高角度のシューティングスタープレスもカウント2。

 その後も目まぐるしく入れ替わる中で、最後はオスプレイがカウンターでヒドゥン・ブレイドを決めてリコシェの上に倒れ込んだ。しかしオスプレイの肩もリングについていて、リコシェが手をオスプレイの上に置いていたためダブルフォールでカウント3。

 まさかのドロー判定に場内からブーイングが起こると急遽5分間の再試合が決定。再試合開始から両者の攻防が続く中で竹下が乱入。試合はノーコンテストに終わった。

 竹下はオスプレイへニーストライク。リコシェにもエルボーから旋回式ファルコン・アローを決めた。2人をKOした竹下は、AEWインターナショナルのベルトを掲げた。オスプレイとリコシェのストーリーは今後も続く形となった。