AppleはMacと接続して利用する外付け光学ドライブの「SuperDrive」を販売してきましたが、すでに公式オンラインストアのApple Storeでは在庫がなくなっており、間もなく製造中止になるのではないかと報じられています。

Apple's SuperDrive for reading disks seemingly discontinued

https://9to5mac.com/2024/08/05/apple-superdrive-discontinued/



SuperDriveは、光学ドライブを搭載していない初のMacBookであるMacBook Airが発売された2008年に登場したApple純正の外付け光学ドライブです。USBケーブル経由でMacに接続することで、CDとDVDの再生・作成が可能となります。記事作成時点では、音楽、映像、ソフトウェア、ゲームなどさまざまな分野で、CDやDVDよりもダウンロードやストリーミング、Blu-rayなどを用いる方法のほうが用例が多くなっているように思えますが、Appleは2013年にすべてのMacBookから内蔵光学ドライブを廃止したこともあってか、SuperDriveの販売を続けてきました。

しかし、アメリカのApple Storeを含む複数の公式オンラインストアで、SuperDriveが「売り切れ」表示となっていることが明らかになっています。日本のApple StoreでもSuperDriveは売り切れです。ただし、イギリスやブラジルのApple Storeでは記事作成時点でも「在庫あり」と表示されています。

Apple USB SuperDrive - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/shop/product/MD564ZM/A/apple-usb-superdrive



そのため、9to5Macは「一部の地域ではSuperDriveが在庫ありと表示されていますが、この製品が店舗から間もなく消えるであろうことは明らかです」「SuperDriveが2008年に発売されたことを考えると、Appleがこの製品を再び製造する可能性は非常に低いです」と指摘しています。

実際、SuperDriveはUSB Type-Aにしか対応しておらず、USB 2.0のデータ転送速度でしか動作しないという欠点も持ち合わせています。加えて、Blu-rayディスクの再生・作成にも対応していないため、Apple以外のサードパーティー製の外付け光学ドライブの方が記事作成時点では明らかに便利です。