マイアミが神戸にPK戦の末に敗戦【写真:徳原隆元】

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インテル・マイアミが神戸と対戦 メッシは後半15分に途中出場

 MLS(米メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミは2月7日、国立競技場でヴィッセル神戸と対戦。

 0-0の末に、事前通達のなかった異例のPK戦が実施され、インテル・マイアミは3-4で神戸に惜敗した。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシはベンチスタートとなったが、後半15分に途中出場。投入直後から格の違いを見せつけるプレーを披露した。

 デイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるインテル・マイアミには、メッシを筆頭に、MFセルヒオ・ブスケッツ、DFジョルディ・アルバ、そして今冬にFWルイス・スアレスが加入。バルセロナの黄金期を支えた豪華な顔ぶれが国立競技場に集った。

 メッシは4日に中国で行われた香港選抜戦に引き続きベンチスタートとなった試合は前半15分、神戸が両サイドからのクロスによる波状攻撃でポストを2度叩くも、スコアを動かすには至らず。そんななか同20分、ブスケッツがFW大迫勇也に左足首を踏みつけられ、負傷交代するアクシデントが発生。同アディショナルタイムにはゴール目前で大迫がGKと1対1の決定機を迎えたが、シュートは大きく枠を越えた。

 神戸優勢のなかで迎えた後半15分、メッシが途中出場すると、スタジアムのボルテージは最高潮に。トップ下気味にポジショニングを取るメッシにボールが集まり始めると、浮き球とグラウンダーの縦パスを立て続けにゴール前へと供給し、攻撃陣を一気に活性化させていた。同25分にはスアレスがゴール前で強烈なバイシクルシュートを放つも、わずかにゴール右へと逸れた。

 そして後半33分、ドリブルで運んだメッシがGKと1対1となり、最大の決定機を迎えたが、コースを狙ったシュートはGK新井章太のスーパーセーブに阻まれた。試合は0-0で終了。事前通達のなかったPK戦が急遽実施されることに。その結果、インテル・マイアミは3-4で惜敗したが、スタジアムは大いに盛り上がっていた。(城福達也 / Tatsuya Jofuku)